内容紹介

映像は、人間の罪と勇気を照らしだす。

ムービーカメラの発明から100年余り。

映像は、人類が蓄積した膨大な「記憶」である。
大反響を呼んだ「映像の世紀」から20年。
NHKは、新たに発掘した映像を最新のデジタル技術によって修復、新シリーズとして薄れゆく人類の記憶をよみがえらせる。
歴史を追体験し、その教訓を未来に引き継いでいく6本の大型シリ-ズ。

【番組概要】
前作が歴史の表舞台を描くシリーズだったのに対し、今回は歴史を動かした主役・脇役たちの人間ドラマを通して歴史の深層に切り込んでいく。起点となるのは本格的な映像の時代が始まった100年前。現在に至るまでを6つの時代に区分し、新たな事実を掘り起こすとともに、前作の映像の多くを新たに発掘した映像で塗り替えていく。映像から読み取れる人々の経験と知恵は、今を生きる私たちの行く末を照らし出す、確かな道しるべとなるはずだ。


音楽:加古 隆

語り:山田孝之
伊東敏恵


【内容】
発明されたばかりのムービーカメラが初めて本格的に活躍した戦争が第一次世界大戦だった。バルカン半島でおきたテロ事件を契機に戦火は瞬く間に広がり、今も世界を覆う不幸の種子をばらまいた。
ドイツの天才科学者、フリッツ・ハーバー博士。空気中から窒素を取り出す研究でノーベル賞を受賞した博士は、史上初めての化学兵器・毒ガスを発明した。
ロシア革命を成し遂げ、世界で初めての共産主義国家を樹立したレーニンは、恐怖政治の創始者でもあった。砂漠の英雄・アラビアのロレンスは、新たなエネルギー・石油を狙ったイギリスの情報将校としてアラブ社会に食い込み、裏切った。わたしたちの生きている世界自体が、第一次世界大戦の産物なのである。
○2015年10月~2016年3月 NHK総合にて放送

ドキュメンタリー/セル/本編約73分/16:9LB/ステレオ・ドルビーデジタル/片面一層/モノクロ(一部カラー)

内容（「キネマ旬報社」データベースより）

激動の近現代を記録映像で振り返るドキュメンタリーの新シリーズ第1巻。バルカン半島のテロ事件から広がった戦火は、後に第1次世界大戦へ拡大。その産物である毒ガスの開発者、フリッツ・ハーバーやロシア革命を成し遂げたレーニンの人間ドラマに迫る。